矯正歯科専門医による
矯正歯科治療
歯並びと噛み合わせは、お口の機能や美容だけではなく、生活の質にも大きな影響を与える重要な要素です。
正しい歯並びと噛み合わせは、食べ物をしっかり噛むことや適切に咀嚼することを可能にします。これによって食物が適切に細かくなり、消化吸収が促進されます。噛み合わせや歯並びに問題があると食べ物を十分に咀嚼することが難しく、栄養不足や消化の問題を引き起こす可能性があります。
また、発音にも影響を与えるため、日々のコミュニケーションにも関係しています。豊かな人生を送るためにも、歯並び・噛み合わせのトラブルを早期に改善することが大切です。
お口の健康を
保つための矯正歯科
お口の健康を保つための矯正歯科治療は、単に美しい歯並びを実現するだけでなく、全体的なお口の健康を維持し、長期的な健康寿命を延ばすことを目的としています。
歯並び・噛み合わせが乱れていると、歯と歯の間に歯垢や食べカスが溜まりやすいため、むし歯や歯周病のリスクが高まります。矯正治療によって歯並びを整えることで、歯間の清掃がしやすくなり、口腔内の健康を維持しやすくなります。
よりよい矯正歯科治療を
受けるために
矯正治療は、患者様ごとに異なる歯並びや噛み合わせの問題に対応する必要があります。当院では、カウンセリングで患者様のご希望や状態を詳しく確認し、最良と考えられる治療計画を立案しております。
矯正治療は専門知識と高度な技術を要します。矯正歯科専門医や経験豊富な歯科医師のもとで治療を受けることで、正確で効果的な治療が期待できます。また、治療に使用する装置や素材の選定も重要なポイントです。
矯正治療について、どのような小さな疑問や不安についてもお気軽にお申し出ください。患者様にご納得いただけるようご説明し、同意のもとで治療を開始いたします。
矯正歯科メニュー
マルチブラケットワイヤー矯正
マルチブラケットワイヤー矯正は、歯を動かすためのワイヤーとブラケットを組み合わせた矯正装置です。スタンダードな方法であり、幅広い症例に適用できます。装置が目立つものの、白や透明のワイヤーやブラケットも使用することで、矯正装置を目立ちにくくすることが可能です。
メリット
- ほぼすべての不正咬合に対応可能
- 歯を精密に移動させる
- 白や透明なワイヤーやブラケットを使えば装置が目立ちにくい
- 引っ越しなどで転院する場合も治療を引き継ぎやすい
デメリット
- 取り外しができないため、治療中のケアが重要
- 金属のワイヤーやブラケットを使用する場合、目立つことがある
- 歯科医師の技術力によって結果に差が出る可能性がある
マウスピース型矯正装置
マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明で薄いマウスピースを使用して歯を動かす方法です。透明で目立たないため、見た目の影響が少なく、取り外すことができるため、食事や歯みがきに影響がありません。治療中・治療後の歯の状態をシミュレーションで確認できる点もメリットです。
メリット
- 透明で目立ちにくい
- 取り外し可能で普段通りの生活ができる
- 治療の進行や結果を確認しやすい
- 金属アレルギーの方でも安心
デメリット
- 適応症例が限定される場合がある
- 装着時間やマウスピースの交換など、自己管理が必要
- 水以外を飲むときは外す必要がある
舌側矯正(裏側矯正)
舌側矯正は、歯の裏側に矯正装置をつけて矯正する方法です。表から装置が見えないため、見た目が気になる方に適しています。上下ともに裏側に矯正装置をつけるフルリンガルと、目立ちやすい上顎にだけ適用するハーフリンガルがあります。
ハーフリンガル(上顎:裏側、下顎:表側)
舌側矯正は、歯の裏側に矯正装置をつけて矯正する方法です。表から装置が見えないため、見た目が気になる方に適しています。当院では、目立ちやすい上顎の裏側に矯正装置をつけるハーフリンガルにも対応しております。
メリット
- 上顎の装置が目立ちにくい
- 会話への影響が少ない
デメリット
- 下顎の前歯の装置が目立つことがある
- 金属アレルギーの方には向かない
フルリンガル(上下顎共に裏側)
メリット
- 装置が目立たない
- 管楽器の演奏に影響がない
デメリット
- 話しにくさや違和感がある
- 歯磨きが難しい
- 費用が高い
部分矯正
部分矯正は、1~2本程度の歯を動かす矯正治療です。短期間かつ低価格での治療が可能で、前歯の軽度なでこぼこや歯並びの一部を改善する際に選択できます。
適応症例
- 前歯の軽度なでこぼこ、すき間、傾き、ねじれなど
- 矯正終了後の一部の後戻り
- インプラントやブリッジを行うために歯のスペースを確保するとき
メリット
- 費用が安い
- 治療期間が短い
- 表側矯正や舌側矯正、マウスピース型矯正治療など、複数の方法を選択可能
デメリット
- 全体的な噛み合わせの調整は難しい
- 治療可能な症例が限られる